第38回全受労定期中央大会&第32回県労連定期大会

9月は何かとイベントがあり、私個人もノルマに追われながら少々バタバタした日々でした。NHK関連の活動について、以下の時系列でまとめました。また、高知県労連定期大会では、本組合の近況報告など壇上にて発言しております。ご参照ください。


9月2日
〇組合集会、執行委員会 NHK高知放送局
秋闘委員会設置、秋闘要求(案)とりまとめ

9月5日
〇県労連拡大執行委員会 高知城ホール
秋闘要求(案)に関し意見要望とりまとめ

9月11日
〇第38回全受労定期中央大会に3名参加 神戸
NHK地域スタッフへの過重なノルマ押しつけ、メイトの定年など
秋闘要求(案)に関し意見要望とりまとめ

9月20日
〇NHKへ秋闘団体交渉申し入れ NHK高知放送局

9月29日
〇第32回高知県労連定期大会に2名参加 人権啓発センター
最初に全労連事務局より黒澤幸一氏、参院選無所属で健闘された松本顕治氏が来賓、挨拶されました。その他にも衆議院議員広田一氏、衆議院議員武内則男氏などからメッセージがありました。次に労働組合2019年度運動方針、予算、人事、抱えている労働問題などについて、各労働組合の代議員、代表者など合計76名で討論が行われました。

上記でも述べましたが、本組合にも討論の機会があり、壇上にていくつかのテーマに関し発言しました。

(発言全文)
皆様お疲れ様です。よさこいユニオン書記長の中尾と申します。私はNHK受信料業務委託を任され17年目になります。NHK関連がほとんどですが、私たちの近況報告など述べたいと思います。

①近況について
まず、全日本放送受信料労働組合(以下全受労)とNHKとの間で生じた団交拒否(名古屋不当労働行為)事件高裁判決の報告をします。今年の5月15日、東京高裁はNHKを不当労働行為と認定。その後、NHKは上告を断念し、組合側の勝訴が確定しました。2018年10月最高裁勝訴に続き、NHK地域スタッフは「労働組合法上労働者」と認定しました。

これもひとえに全受労の尽力によるもので、本組合も大変感謝しています。この判決の影響により、今年の6月、NHKより債務的部分に関する労働協約締結の申し出が本組合にもありました。現在、NHKと労働協約締結に向けて協議を続けています。

次に9月20日、NHKへ秋闘団体交渉の申し入れをしました。内容は、NHKで働く正規、非正規の格差是正、65歳以上の高齢者に対し受信料の減額、メイトの定年、健康診断、NHK地域スタッフの過重なノルマの見直し、経費の請求など合計12項目の改善要求をしました。回答は10月中旬から下旬の予定です。

②組織強化について
私たちよさこいユニオンは、NHK高知放送局営業部で働く人のみならず、NHKで働く全ての方、また、一般の方々も加入できる労働組合です。組織拡大の一旦として、組合活動、便利な共済など、掲示板を通して内容を知ってもらい、組合員の増加を図りたいと考えています。

しかし、私たちの労働組合掲示板の場所は、正職員で組織された労働組合、日本放送協会労働組合(以下日放労)掲示板と同じ便宜ではありません。私たちはNHKに対し、日放労との便宜供与の公平性を求め改善要求書を提出し続けています。まずはこういった労組法に関わる諸問題を解決し、組織強化、改編を進めたいと思います。

③その他
最近、「NHKから国民を守る党」が主張する「NHKのスクランブル化」について、お問い合わせをいただいていますので、考えを述べます。

結論から言いますと、スクランブル化、重ねて国営放送化には「反対」の姿勢です。理由としては、スクランブルを用いることは商業放送となり、公共の福祉のための役割が十分に果たせなくなること。国営化については、過去NHKは、政府のプロパガンダとして戦争に利用されました。公平中立不偏不党の姿勢でNHKは役割を果たすべきと考えます。

まとめとなりますが、私たちの組合は、「公共の福祉のため」の働き方を探求し、NHKのみならず、働く者の命と健康を守る役割として、今後も活動をしていきたいと思います。
以上

今回の議論において、労働組合、県行政が共通する思いは、県民が誇りをもって働く高知県。労働者や県民、市民を守る高知県。社会貢献や平和運動をする高知県。魅力ある都市作り、職場作りに心がけ、取り組んでいこうという思いで一致しました。

追記
2019年10月1日より、本組合から1名、高知県労連執行委員新任
2019年10月1日より、全日本放送受信料労働組合高知支部結成

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