命と健康を最優先に

今年は誰にとっても忘れることのできない激動の年でした。そして今月も色々大変なことがありました。各項目まとめましたのでご参照ください。

【県労連関連】

12月1日
■高知県庁にて、国民大運動が開催

高知県教育長に対し県労連、関連団体16名、高知県副知事に対し18名が参加し、以下の題材などをもとに意見交換しました。

〇コロナ感染防止策
〇安全を第一とした教育体制
〇医療従事者支援
〇妊産婦医療費助成制度の創設
〇非正規雇用者、中小企業への支援
〇その他


12月11日
■高知市介良デイサービスいちご学校にて、くらしと命なんでも相談会開催

組合から1名参加、医労連、司法書士、行政書士の方々と連携し、電話相談、直接来られた相談者への対応。

〇コロナ禍のため事業が倒産した相談者
『借金催促のため、債権者が大阪から自宅まで来られて困っている』
〇女性の相談者
『このコロナ禍の間でお父さんがおかしくなってしまった』
などなど、様々な方がコロナ禍の影響を受けていると感じました。


12月12日
■高知城ホールにて、2021年春闘討論集会開催

組合から委員長、書記長が参加。

テーマ【コロナ禍で取り組む春闘】

〇3つの行動と政治の転換
①生活をつくる行動
②働くルールをつくる行動
③医療・社会保障と公共体制をつくる行動)
プラス憲法が生かされる社会

〇目指す春闘の形
①格差の「見える化」と要求提出を追求する。
5つの格差是正(1、富裕層⇔庶民 2、大企業⇔中小企業 3、東京⇔地方 4、正規⇔非正規 5、男性⇔女性)
②仲間を増やす力量を高める春闘
③職場の闘いと政治参画をリンク
④地域労連の再建、地域活性化の取り組み

〇重点課題ごとの具体的な運動
①生活できる賃金、長時間労働是正、労働者犠牲のリストラを許さない
②均等待遇、ハラスメントを許さない職場づくり
③組織の拡大強化
④民主主義、平和、地域を守る取り組み
⑤社会保障の後退を許さない取り組み


12月25日
■高知県立大雇止め高等裁判支援

高知県労連から争議支援依頼。組合、個人から2万円集まりカンパしました。組合は、不当な雇止めに関わる闘いに対して今後も応援していきます。

【NHK関連】

12月上旬
■NHK高知放送局にて、労働協約協議

何か所か修正部分があるため調整。1月中旬再度話し合い予定。


12月7日
NHK高知放送局にて、NHK前田会長の「戸別訪問による契約営業を見直す」発言についてNHKが組合に説明。

NHKの説明
〇個人委託者の訪問員に対し、新たな契約を締結する考えだが、現時点で仕事内容など何も決まっていない。個人委託者への次年度契約は更新する予定。

〇法人については、インサイダー取引に抵触する恐れがあるので詳しいことは何も言えない。

【配送会社関連】

■卸団地配送会社と団体交渉

年内の配送会社(以下「会社」)との交渉は収束しました。結論から申し上げますと、ほぼほぼ満額回答で和解、いくつかの労働協約を交わしました。時系列をまとめましたのでご参照ください。


10月27日
会社へ要求書提出
1 会社で働く組合員の処遇などについて
(以下「1」)
2 シフト、業績評価などについて
(以下「2」)


11月6日
【第一回団体交渉】
組合から県労連副執行委員長、書記次長など5名、会社からは代表取締役、常務取締役など4名参加。

1
(組合)パート処遇の組合員がいます。正規社員への処遇を要求します。
(会社)この場では即答できません。
2
(組合)シフトに不公平感がある。
(会社)シフトの調整はしっかりやります。
(組合)個々の業績評価はどのように?評価の「見える化」を創設してもらいたい。
(会社)会社もコロナ禍で大変な状況です。労働者からの耳を傾け、適切な評価していきたい。


12月10日
【第二回団体交渉】
組合から県労連副執行委員長、書記次長など6名、会社からは代表取締役、常務取締役など3名参加。

1
(組合)組合員のパート処遇⇒正規社員処遇へ
(会社)正規社員は認めます。ただし、他の正規社員と等しく平等の労働条件で。

2
(組合)労働者に対し、コミュニケーションを図り説明を充分にしてもらいたい。
会社の社長や県労連役員が集まる交渉より前に、委員会など新設し、労使の小規模な話し合いで解決する方法を検討してもらいたい。
(会社)いい提案と思います。会社で働く労働者との話し合いの場を設け、コミュニケーションを強化したい。労働者のために耳を傾ける。


12月18日
【第三回団体交渉】
組合から県労連副執行委員長、書記次長など5名、会社からは代表取締役、常務取締役など3名参加。
1
(組合)正規社員を認める労働協約を結んでください。
(会社)認めます。⇒収束⇒妥結⇒労働協約締結済み

2
(組合)労使双方提案を出し合うため、今年は一旦収束します。今後も微調整しながら、会社が良い方向に向かうことを共通認識とし話し合っていきましょう。
(会社)会社の労働者を平等、公平に評価します。いじめ、パワハラ、嫌がらせ防止に努めます。

以上、組合と会社は平和的に年内解決を図れたと思います。コロナ禍で労使双方大変な状況ではありますが、ともに助け合い困難を乗り越えましょう。

【組合員コロナ感染お知らせ】
某会社から組合への連絡により、組合員2名(以下それぞれ「A氏」、「B氏」という)がコロナ陽性者である事実が判明しました。

高知県民の人命に関わる重大さを加味し公表する判断に至りました。以下、対応も含め、近況をお知らせします。

12月18日
高知県は、新型コロナ感染拡大に伴い、スナック、カラオケ店、飲食店などに対し営業時間短縮要請。

同日
時短応じないスナックに組合員A氏、B氏が来店。店内ではマスクをせずにカラオケ。その後、経営者、来店者12名全員がコロナ陽性判明。

12月24日
某会社からコロナ陽性者が組合に在籍しているとの連絡。

12月25日
他の組合員から事実確認作業の依頼。

12月26日
聞き取り調査開始。A氏特定(症状:発熱とせき)。連絡の際、A氏がコロナ陽性中にもかかわらず外出していることが発覚し、直ちに『外出するな!』と強く要請。

同日
保健所とA氏が働く会社に通報。組合役員などに報告。

12月28日
保健所に指導要請
(保健所回答)
A氏に対し毎日連絡している。もうひとりは12月20日に陽性判明。(組合は、B氏感染疑いにたどり着く)保健所はB氏に対し、説得に説得を重ねて12月24日、ようやく入院に応じてもらった。同じく陽性者A氏は、保健所の入院、ホテル隔離の要請に声をあらげて強く拒否。本当に困っている。

同日
組合は、A氏との電話聞き取りによりB氏特定。A氏に対し『ことの重大さを認識しているのか』問いただすが、保健所に対する対応と同様声をあらげる。

同日
高知県労連執行委員長および書記長に経緯報告。

同日
A氏、B氏が1月組合退会の申し出。⇒組合は拒否。A氏、B氏の処分は1月24日予定の定期大会および執行委員会にて判断すると通告。

12月29日
組合は、A氏に対し病院へ行くよう説得⇒A氏断固拒否。
A氏、B氏が1月組合退会の再度申し出。⇒組合も再度説明し拒否。

同日
A氏は、A氏が働く会社に対して事実と異なった報告していたことが判明。

2020年1月上旬
様々な有識者の方々と意見を交換し、処分を検討する予定。


以上、報告を終わります。関係者各位、県民の皆さまには多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。A氏、B氏両名の処分は追って報告いたします。

最後に組合員各位にお伝えします。万が一コロナ陽性が判明した場合は、必ず組合に報告してください。組合は、正直に申し出た方に対し全力でサポートします。

逆にコロナ陽性の事実をひた隠し、指示に従わず勝手な行動をとる【迷惑な人】は絶対に許しません。組合は【迷惑な人】の人権よりも県民の人命を優先します。

今後ともご理解ご協力をお願いします。よいお年をお迎えください。

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