友好団体高知県労連等の情宣
ストライキの力、そしてその先へ!高知生協労組の挑戦
こうち生協労組のストライキに関する考察と期待
・考察
こうち生協労組のストライキは、組合員の声を背景に、使用者との力関係を改善し、要求を実現するための重要な一歩であった。ストライキの成功は、労組法が保障する団体行動権の有効性を示すとともに、労働組合が労働条件の改善に果たす役割の大きさを改めて認識させる。
しかしながら、ストライキに対する職場内の意見は依然として様々であり、組合員への丁寧な説明と説得が不可欠であることが浮き彫りになった。また、ストライキ後の交渉においても、使用者との対等な関係を維持し、要求実現に向けて粘り強く交渉を継続していくことが必要である。
・期待
今回のこうち生協労組の取り組みは、他の組合にとっても大きな示唆を与える。
①ストライキの有効性への理解促進: 組合員に対して、ストライキが労働条件の改善に不可欠な手段であることをより深く理解してもらうための教育・啓発活動の強化が重要である。
②組合員との対話と連携: 組合員一人ひとりの意見に耳を傾け、組織内で活発な議論を展開することで、より強固な組合基盤を築くことが必要である。
③使用者との関係構築: ストライキを契機に、使用者との対話と信頼関係を構築し、長期的な視点で労働条件の改善に取り組むことが重要である。
④他の組合との連携: 各組合が抱える課題や成功事例を共有し、共同で運動を展開することで、労働運動全体の活性化に貢献することが期待される。
今後の労働運動においては、各組合がそれぞれの状況に合わせて、ストライキを効果的に活用し、労働者の権利を守るための活動を展開していくことが期待される。
・今後の課題
①ストライキ後の取り組み: ストライキ後の交渉において、要求実現に向けて粘り強く交渉を継続していくとともに、組合員のモチベーションを維持するための取り組みが重要である。
②組合員の育成: ストライキの企画・実行、交渉など、組合活動に必要なスキルを身につけることができるよう、組合員の育成に力を入れる必要がある。
③社会全体の理解促進: ストライキの意義や重要性を社会全体に広く理解してもらうための広報活動の強化が求められる。
・まとめ
こうち生協労組のストライキは、労働運動にとって大きな意味を持つ出来事であった。この経験を活かし、今後の労働運動をより一層発展させていくためにも、各組合が協力し合い、共に歩んでいくことが重要である。
2025年2月11日(火・祝日)高知城ホール
人口減少に立ち向かう!両者の協力で未来を拓く
国民大運動に関する考察と期待
・考察
主な論点
① 経済: 中小企業支援、物価高対策、一次産業支援、雇用創出
②防衛: 特定利用港湾選定、自衛隊の常駐
③教育: 学力テスト、高校入試、教員確保
④医療・介護: 医療従事者確保、介護職員の賃上げ
・県と国民大運動の対立点
①特定利用港湾選定: 国民大運動は撤回を求めるが、県は実施予定。
② 最低賃金引き上げ: 国民大運動は県独自の支援を求めるが、県は審議会の決定に沿うとしている。
③中小企業支援: 国民大運動はより具体的な支援を求めるが、県は既存の制度を活用するとしている。
④学力テスト: 国民大運動は廃止を求めるが、県は継続予定。
・共通認識
①人口減少: 両者とも深刻な問題と認識。
②医療・介護の担い手不足: 人材確保の必要性について合意。
・期待
①具体的な政策の実行: 各論点において、より具体的な政策が打ち出されること。特に、中小企業支援、一次産業支援、雇用創出に関しては、実効性のある施策が期待される。
②住民への丁寧な説明: 特定利用港湾選定など、住民の関心の高い問題については、より丁寧な説明と意見交換が求められる。
③県民との協働: 国民大運動の意見を真摯に受け止め、県民と協働して課題解決に取り組む姿勢が期待される。
・まとめ
この交渉では、県民生活の向上と地域活性化に向けた国民大運動の強い要望が示された。
県側は、国の政策に左右されながらも、県独自の取り組みも進めていく姿勢を示した。しかし、特定利用港湾選定や最低賃金引き上げなど、具体的な政策については両者の間で大きな隔たりが見られた。
今後、県は国民大運動の意見を踏まえ、より具体的な政策を打ち出し、県民の理解を得ることが求められる。
ライドシェア新法の影—現代版奴隷制度の実態
ライドシェア新法は、一見、新たな働き方として魅力的に見える。しかし、その実態は現代版の奴隷制度であると断言できる。
・なぜ奴隷制度と断言できるのか。
①雇用関係の否定
ドライバーは個人事業主と位置づけられ、労働者としての保護を一切受けていない。
②企業の支配
仲介企業の指示に従わざるを得ない状況で、実質的な雇用関係が成立しているにもかかわらず、責任は全てドライバーに転嫁されている。
③不当な労働条件: 報酬の不透明さ、労働時間制限の欠如、社会保険や労働保険の未加入など、労働条件は極めて劣悪である。
④将来の不安定性
競争激化によるタクシー業界の衰退は、多くのドライバーの失業に繋がりかねない。
・なぜ反対の声を上げなければならないのか。
①労働者の権利侵害
労働者の基本的な権利が保障されない状況は、社会全体にとって大きな問題である。
②安全性の低下
事故時の責任の所在が曖昧になり、利用者の安全が脅かされる可能性がある。
③地域交通の崩壊
タクシー業界の衰退は、公共交通機関の不足を招き、地域社会に大きな影響を与える。
・期待すること
ライドシェア新法の導入は、慎重に議論され、労働者の権利が保障される仕組みが構築されるべきである。私たちは、自交総連と共に声を上げ、この問題に対する社会全体の意識を高め、より良い社会の実現に向けて取り組んでいく必要がある。
・まとめ
ライドシェアは、便利な一方で、多くの問題を抱えている。私たちは、この問題に目を向け、労働者の権利を守り、より良い社会を築くために行動を起こさなければならない。
生理休暇、なぜ必要?働きやすい社会のための第一歩
・生理休暇と現実のギャップ
生理休暇は、女性が健康に働き続けるための重要な権利である。しかし、非正規雇用女性を中心に、この権利が十分に活用されていないのが現状である。低賃金や雇用不安定など、さまざまな問題を抱える非正規雇用女性は、生理休暇を申請しづらい状況にある。
・なぜ生理休暇が重要なのか?
生理休暇は、女性の健康維持だけでなく、働きやすさの向上にもつながる。しかし、まだまだ社会全体で生理についてオープンに話しにくい雰囲気があり、生理休暇の利用が進んでいないのが現状である。
・私たちにできること
生理休暇に関する知識を広める 周りの人に生理休暇について正しく伝え、制度の利用を促す。
働きやすい社会の実現に向けて声を上げる 企業や政府に働きかけ、女性が安心して働ける環境づくりを推進する。
企業の取り組み 多くの企業が、生理休暇や育児休業制度を導入している。これらの取り組みを紹介することで、より多くの企業が制度導入を検討するきっかけとなる。