NHKとの団体交渉【春闘2017①】

4月9日、NHK高知放送局内会議室にて、春闘団交が始まりました。出席者は、本組合役員以下3名が参加しました。

後日談になりますが、休職中だった副委員長が4月から本格的に業務復帰され、春闘団体交渉にも出席して頂きました。しばらくは無理をなさらず徐々に業務、組合活動に従事してもらえたらと思います。

今回、本組合と全日本放送受信料労働組合との間で作成した統一地域スタッフ処遇改善要求、その他合計18項目の要求書を提出しました。文書回答、及び具体的な理由を口頭にて回答を求めました。

まず、地域スタッフの賃金(事務費)については同一成果を上げた場合、2%のベースアップにつながるという回答がありました。私達が提出した統一要求通りではありませんが、一歩前進ではないでしょうか。

メイトの賃金については何ら改善がありませんでした。高知県で働くメイトの実質賃金は、経費を差し引くと高知県の時給最低賃金715円を下回っていると思われます。メイトの賃上げ却下の理由は、営業経費の削減とのことです。

業務改善要求についても要求通りの回答はありませんでした。NHKは、27-29年度の3か年計画通り、外部法人を更に拡大し、地域スタッフは今年度1700人から1400人に削減する方針との回答がありました。

地域スタッフは、引き続き厳しい労働環境、条件で働かねばなりません。全ては、国民に約束した受信料収入確保のためであり、そのための効率的な営業手法とのことです。

今回も協会にはいくつかの要求項目に対し、今一度再考し、再回答をお願いすることになりました。地域スタッフ最大組織労組は早々に妥結しているようですが、本組合は収束、妥結はもう少し先になりそうです。第2回春闘団交(4月下旬頃)には高知県労連執行委員長も団体交渉に参加される予定です。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)