主な4月活動をお伝えします。下記近況をご参照ください。

4月１日
卸売団地配送会社労働者代表選挙（候補者2名・選管５名）
本組合員から１名立候補し、労働者代表（2021年4月-22年３月）に選出されました。

4月16日
使用者側と36協定（残業時間）を締結し、労働基準監督署に提出。

４月16日
よさこいユニオン役員、高知県労連役員、全受労役員5名にてNHKと春闘団体交渉しました。

3月19日に提出した全受労との連名で提出した地域スタッフ処遇改善要求書、県労連との連名で提出した要求書に対し、NHKから文書および口頭での回答がありました。

申し出と回答抜粋
〇全受労との連名申し出
◎地域スタッフの処遇について
【NHK】
2019年度と同じ業績の場合、2019年度と比較し年事務費は10万円上がる。

【組合】
コロナ禍において時間制限や複数回訪問の制限などが設けられ、2019年度と同じ水準の業績確保は現実的に困難。2020年度の業務遂行型の事務費を求む。


〇県労連と連名申し出
1　NHKで働く者の命と健康と仕事を守ること
【NHK】
・協会は、健康で多様な働き方ができる組織を目指し、様々な取り組みを進める。

・地域スタッフについては、2021-23年度以降新たな働き方を創設したい。今後も委託制度検討委員会で協議していく。

【組合】
・コロナ禍において、雇い止めなどのクビ切りは大反対。働く者の命と健康、そして仕事を守ること。

・従来の「地域スタッフ終了」⇒「地域スタッフ新たな働き方を創設」に改めた考えを評価。今後も検討委員会などで「新たな働き方」について協議していきたい。

2　NHKで働く者の男女格差、正規非正規の是正
【NHK】
・労働基準法・派遣法を遵守し、適切に対応する。

・NHKの女性管理職は現在10.6％。有期雇用者⇒無期雇用取り組みしていない。

【組合】
・高知県庁の女性管理職は約10％。日本のジェンダー平等は遅れている。NHKから率先して取り組んでほしい。

・有期雇用者に対しても、無期雇用への転換を図り安定した雇用に努めること。

3　労働組合法の遵守
【NHK】
誠意をもって組合と対応する。

【組合】
2の回答と同じく遵守するかしないかの返事がほしい。労働組合法遵守は、地域スタッフだけに限った申し出ではない。

4　訪問員への特別指導の廃止
【NHK】
要求についてはご意見として承ります。

【組合】
・従来の「要求に応えることはできない」回答から変化したことは評価する。

コロナ禍において、業績至上主義の評価や特別指導の運用は、無理な取次が生じNHKバッシングが再燃するため大反対。業績評価のみならずクレーム件数、人物評価などを取り入れた評価を創設すること。

5　65歳以上受信料半額
【NHK】
・2018-20年度経営計画で示したとおり、受信料に関する4つの負担軽減策を実施。

・2019年10月に消費税率の引き上げに対し、受信料額を据えおき消費税相当分について、実質的値下げの実施。

・2021-23年度経営計画においても、2023年度に値下げする方針。

【組合】
コロナ禍において、仕事もなく消費税10％や医療費など負担を強いられ、高齢者の収入は非常に厳しい。高齢者の生活に負担がかからない受信料額を求めていく。

6　NHKは不偏不党を貫き、平和を愛する公正中立な放送に努めること。
【NHK】
NHKは、不偏不党、自主自律を堅持、正確で公平公正な情報を発信し、知る権利を充足して、健全な民主主義の発展に努める。

【組合】
視聴者から「現政権に忖度した放送ではないか？」との意見があった。健全な民主主義の発展ため今後も注視していく。

7　労働問題など労働組合と意見交換や取材に努め、解決に向けて取り組み強化すること。
【NHK】
要求についてはご意見として承ります。全国放送については、ニュースやクローズアップ現代などで労働問題を取り上げている。

【組合】
全国のみならずローカルの労働問題に対してもクローズアップし、問題解決に取り組んでほしい。